プラモデル入門。必要な道具一覧。これを買い揃えればいける。
至高の趣味と言われるプラモデル。
塗装でのマテリアル表現や汚れ表現の楽しみ、達成感。
そもそも塗装自体が楽しいものである。
新しい趣味を始めよう。
僕はプラモデルを初めて2週間ほどしか経っていない素人だけども、これからプラモデルを始める人に役に立つ記事になれば嬉しい。
■はじめに
この記事では、いわゆるプラモデル、ガンプラや車などのスケールモデルの作成塗装を始めるために必要な道具を一覧にする。
カバーする内容は、
・基本的な用具
・筆塗装、エアブラシ塗装
・デカール(シール)張り
・鏡面加工、研ぎ出し
・ウェザリング(汚し)塗装
・参考書
なので、ガンプラやスケールモデルを作るために必要なものは一通り紹介する。
ここで紹介するものを買い揃えれば、とりあえず初心者として自分で満足できる所までいけると思う。
自分自身の経験として結構後から色々必要になって買い足しにいくという事が多かったので、まとめて買い揃えてしまってほしい。
■買い物リスト
下にそれぞれ詳細を書くが、買い物の時に見るように、まずは一覧にまとめておく。
チェックボックスも付けたので買い物に役立てて欲しい。
・ハサミ
・ニッパー
・ラジオペンチ
・デザインナイフ
・カッティングシート
・デカール用ハサミ
・ピンセット
・各種やすり
・コンパウンド
・接着剤
・ピンバイス
・マスキングテープ
・マスキングゾル
・定規
・めんぼう
・筆
・塗料皿
・スポイト
・棒つきクリップ
・筆置き
・エアブラシ
・エアブラシ用空気缶
・サーフェイサ
・塗料
・塗料に合った溶剤
・余った塗料用に空き瓶。
・リダーダー
・クリア(つや消し、半光沢、光沢)
・ラッカーパテ
・エナメル塗料
・ウェザリングマスター
・ライター
・参考書
■基本的なツール
↑左から、はさみ、ニッパー、ラジオペンチ、デザインナイフ。
これは普通に家にあっていいものなので買おう。デザインナイフは有能。
カッティングシートも買ったほうがいい。
↑デカール(シール)用のハサミと、先の細いピンセット。
小さいハサミはデカール切るのに便利。
ピンセットは何かと必須。
↑やすり。パーツのゲート処理、大まかな整形に使う。
↑紙やすり。ゲート処理、段差を消すためなど必須。特にメーカにこだわりはない。
#600、#800、#1200、#2000 だけ持っているが、これで結構なんとかなってる。
これより荒いものは上の金属やすり、これより細かいものはコンパウンド(後述)、という感じ。
水研ぎ(水を付けてやすりをかける事)ができるものが良い。
↑変り種やすり。
メッシュやすりと、スポンジやすり。
メッシュは研ぎ出しに、スポンジは曲面のやすりに便利。
↑コンパウンド
コンパウンドとは、液状のすごい細かいやすりの事。
表面をピカピカにするために使う。
タミヤの「細目」と「仕上げ目」があればいいと思う。
↑接着剤。
普通のプラモデル用のタミヤの接着剤と、「流し込み用」という粘度が低く隙間に流し込める接着剤。
普通のは必須として、流し込み用もとても便利。
↑ピンバイス。穴をあけれる道具。
口径は適当。穴をあけてしまえば後はやすれば大丈夫。
↑マスキングテープとマスキングゾル。
マスキングゾルとは、液体のマスキングボンドみたいな感じ。乾くとはがせる。カッターで切れるものが良いんじゃないかと思う。
マスキングテープの隙間を埋めるのにも使える。
↑両面テープ。なにかと便利。
↑定規。普通の定規。
↑めんぼう。上から普通の奴、硬くて尖った奴、硬くて丸めの奴。
何かと使うので持っておこう。硬いのも細かいところの修正などに使うので持っておいたほうが良い。
■塗装道具
↑筆
スミ入れ用に細いのから、広めに塗る平筆まで一通り揃えるといい。
良いやつはやっぱり良いらしいが、安いやつしか持っていない。
まぁ僕は基本的にエアブラシで塗るしいっかと思っている。
↑塗料皿
エアブラシ用に塗料を混ぜる用の大き目のものと、筆塗り用に小さい奴を使い分ける。
↑スポイト
溶剤を塗料皿に移したりするのに使う。
長い奴があると便利。
↑クリップ。
竹串の先に小さいクリップのついたものとか便利で、塗装時に大量に使う。
こういうパーツの森が出来る。(サフ吹き後の風景)
発泡スチロールでもダンボールでも何でもいいので串のさせる台は必須。
細かいパーツは割り箸+両面テープで固定するといい。↓。
↑筆置き
パテの余ったもので作った。ぱっと見ゴミ。
まぁとりあえず何かしら筆を置く場所があると便利。
■エアブラシ
↑エアブラシ+エアブラシ台
Mr.ホビー製のダブルアクションの物を持っている。
「PS266:プロコンBOY LWAダブルアクション」というモデル。(公式:http://www.mr-hobby.com/itemDetail.php?iId=24)
1万円程度で買える。
「ダブルアクション」というのは、
この部分を「押す」とエアーが出て、後ろに「引く」と塗料が出る、という仕組み。
シングルアクションは押すだけでエアーと塗料が出るらしい。
とりあえずダブルアクションのものを買っておけばいいと思う。
「熟練の筆塗りよりも素人のエアブラシの方がキレイ」という言葉をどこかで見たが、やっぱり筆塗りとは全然出来栄えが違う。
あとエアブラシは純粋に楽しいので必須。
塗装中の置き場所に困るのでエアブラシスタンドも一緒に買った方がいい。
↑エアブラシ用の空気缶
僕の買った上のモデルは、缶につなぐ用のアダプタも標準でついていた。
本当はコンプレッサがあればランニングコスト無しで無限に使い放題なのだけど、2,3万するので、とりあえず缶で入門した。
いつか Mr.ホビーの L5 というコンプレッサを買いたい。(そのためにメーカを揃えておいた)
さて、缶の欠点としては、しばらく連続で使っていると缶が冷えて圧が下がり、空気の出が悪くなる。
缶を振ったり暖めたり放置したりするといいんだけど、これが少し面倒くさい。
■塗料系
↑サーフェイサ。通称サフ。
塗装前にパーツにこれを吹きかけることによって、
・塗料の食いつきが良くなる
・傷や段差の残りを見つけやすくなる
・色が透けるのを防ぐ
・細かい傷が消える
などの効果がある。
白と灰色を持っているが、減るのは灰色ばっかり。
プライマ入りだと金属にも吹き付けることが出来るので、僕はプライマ入りを選んでいる。
↑Mr.カラー
プラモデルの塗装であれば、とりあえずこれを買っておけば間違いない。
作りたいプラモデルに合わせて買い揃えましょう。
溶剤がいろいろあって悩むと思うけど、これはラッカー系の塗料なのでラッカー溶剤で薄めることが出来る。
ちなみに水性ホビーカラーは、水ではなく水性ホビーカラー用の薄め液で薄める事。
混ぜて作った色が余った時のために空き瓶も買っておくと便利。専用の空き瓶も塗料売り場にあるはず。
↑各種溶剤。左からラッカー用、エアブラシ用(ラッカー系だけど謎)、エナメル用、水性ホビーカラー用。
溶剤は各塗料にあったものを使わないと、塗料が分離したり全然使い物にならなくなるので注意。
塗料は大体そのままでは濃いので薄めて使う。塗装後の筆、エアブラシの掃除にも使える。
↑リダーダー
リダーダーとは、塗料の揮発を抑えて、ノビを良くするもの。
筆塗装では、これをほんの少し混ぜると塗りムラが減る。
これは持っておいた方が良い。
↑クリア。塗装後に吹きかける物。
ガンプラは「つや消し」を吹きかけるといいし、車とかは「光沢」を吹き付ける。
とりあえず3種類買っておけば間違いない。
↑ラッカーパテ
パーツ間の隙間とかを埋めるのに使う。粘度低めな接着剤でも隙間を埋めれるけど、パテだと色々使える。
そのまんま使ってもいいし、ラッカー溶剤で溶いて「溶きパテ」として筆でも塗れる。
■ウェザリング(汚し)
↑エナメル塗料
ラッカー塗料(Mr.カラーなど)の上から塗ったり溶剤で拭いたりしても、下地を犯さないので、スミ入れやウォッシングに使える。
↑ウェザリングマスター
汚れ表現を出すためのファンデーションみたいなもの。
気軽に汚れ表現を出せる。
■その他
↑エアブラシの掃除に使った溶剤を溜めておくと筆の洗浄などに便利。
とてもおすすめ。
↑ライター。(ちなみに赤いライターは自分で塗装した。)
ランナーを引き伸ばすことが出来る。↓。
■本
2冊持ってて結構良かったので紹介。
「ノモ研1」
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このシリーズは3冊くらいでてるぽい。
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ジャンルはガンプラから車、ミリタリまで色々乗っている。
■
以上。忘れてるものあったらごめんなさい。
それではプラモデルライフ、塗装ライフを楽しみましょう。
僕は主にガンプラと車を作ってます。
完成したら Flickr に写真アップします。
yhy_jp@Flickr:https://www.flickr.com/photos/123607272@N06/